ふつうの人が読んでみた

そのへんのふつうの人が読んだBLの感想をネタバレしながらこっそり書くブログ。

【舟斎文子】欲しがりません収穫までは(全2巻)

 

欲しがりません収穫までは 1 (ビーボーイコミックス)

欲しがりません収穫までは 1 (ビーボーイコミックス)

 

 

欲しがりません収穫までは 2(完) (ビーボーイコミックス)

欲しがりません収穫までは 2(完) (ビーボーイコミックス)

 

ド田舎農業高校に通う、農業を愛する牧田。しかし彼は「植物を枯らしてしまう」性質の持ち主なのだ! それでも得意の妄想を武器に前向きに苗へ愛情を注ぐ牧田を見ていた一匹狼な寮の同室・藤堂は、本人はものすごい嫌そうなのに栽培名人で!? お互い惹かれながらも天然・鈍感・ピュアコンビがモジモジv無自覚にラブラブな第1巻★

(紹介文より)

 

農業高校のお話です。

これはまだBL読み始めくらいの時に読んだ作品で、他人から友人、それから恋愛関係になるまでが順を追って展開されていくのでとても読みやすかったです。

登場人物が多くざっと数えても10人程度いるのですが、それぞれキャラが立っているので全員難なく覚えられるのでストレスなし。

作家さんはちょっと絵が荒い感じですが、この後他の作品を読んだところ、この作品が一番絵が安定しているかな〜と思いました。書き文字も勢いっぽい感じですが、字は綺麗で読みやすいです。

長く連載された作品は大抵1人生理的に無理なキャラが出て来ますが、コメディっぽい雰囲気もあり全員に愛着が湧きます。

特に主人公の牧田は天然キャラですが憎めないいいやつです。藤堂くんも嫌味なクールキャラかと思ったのに後半になるにつれて印象が段々と変わっていきます。うん。ただのバカだよあの子。

2巻冒頭ちょっと暗い感じにはなりますが、ちゃんとフォローされています。エロは後半部分のみですがそっから若干多めです。

おまけ漫画で気になっていた謎キャラが救済された?のか、されてないのか…

カバー下は特に何もありませんでした。